Update:2021.09.21
芦屋銀馬車特注メタルケースのオリジナル中敷きには、蝋引きされた最高級レザーをご用意しました。
地金は勿論、お気に入りの腕時計やジュエリーを一緒に保管していただくにも最適で、エイジングもお楽しみいただけるブライドルレザー・ベジタブルタンニンレザーという2種類の丈夫な牛革を選びました。
こちらのブログでは、芦屋銀馬車特注メタルケースのためのオリジナル中敷きレザーのこだわり、ブライドルレザー・ベジタブルタンニンレザーの違いについて詳しくご紹介いたします。
ブライドルレザーは、もともとイギリスで乗馬に使う馬具の為に作られた革の事をいいます。イギリスで1000年以上前から続く伝統的な製法で作られており、選りすぐりの最高品質の牛革に何度もロウを塗り込む事で耐久性を高め、熟練の職人によって完成までに実に約5カ月要する、ハンドメイドで造られた極上のレザーです。
商品の特性上、表面に白い粉(ブルーム)が付いていますが、これは革を鞣す際に特製のロウを染み込ませている為で、新品の状態ではロウが浮き出ています。ロウを染み込ませる事で、繊維間の強度が増すため耐久性が高まり、水気にも強くなります。表面に付いている白い粉(ブルーム)をふき取ると、上品な深い光沢が現れ、使い込む程に綺麗な艶が出てきて独特の高級感が増していきます。海外のハイエンドブランドでも使われるブライドルレザーは、財布やカバンでも素材として採用される事も多くその希少価値からも非常に人気が高いアイテムです。
芦屋銀馬車では、厳選した本場イギリス産のブライドルレザーを原反のまま購入し、日本国内の熟練した職人の手によって丁寧に裁断・刻印を施し、あつらえたものを今回特別にご用意いたしました。
ベジタブルタンニンレザーは、イタリア植物タンニン鞣し革協会の品質保証されたレザーです。
鉱物鞣剤を使用せず、植物タンニンのみで鞣されており、革の風合いを活かして作られています。
古代から行われてきたなめし製法で、濃度の低いタンニン槽に漬け込むことから始まり、徐々に濃度の高い溶液に漬け込む、という工程を重ねます。また、牛脂などのオイルも浸透させ、じっくりと時間を掛けて皮をなめします。
特殊なワックスで仕上げているので、撥水加工でシミや傷が目立ちにくく、使い込む事でワックス特有の艶を生み出す事ができます。
柔らかくしなやかで高い上質感と天然レザー特有の滑らかな手触りが特徴的です。
芦屋銀馬車では、イタリア産のベジタブルタンニンレザーを使用したオリジナル中敷きを2色ご用意しております。
ブライドルレザー、ベジタブルタンニンレザーともに、まるごと1頭分の革を裁断して製作しているため、裁断箇所によってそれぞれの表情が異なります。本来の革の良さとともに表情もお楽しみいただけます。芦屋銀馬車特注メタルケースのご購入の際には、ぜひお好みの中敷きレザーをセレクトしてみてください。
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